早いもので、紀伊国屋での三部作が終わって、今日でもう一週間だ。
ウカウカしてると、ホンマにいろんなことがアッという間やなぁ。
ことに12月というのは、つねに気が急く感じで、やらなきゃいけないことは例によって目の前にどっさりあるのに、なかなか落ち着いて手をつけられない。
ま、とにもかくにも、三部作にご来場くださった皆様、どうもありがとうございました。
おかげ様で無事に終わりました。
で、ひとつ、お知らせが。
三部作のトップだった『フユヒコ』が12日に教育テレビで放映されます。
見逃した方、とくに地方在住でご覧になれなかった方、よろしければ観てください。
もちろん劇場で息をつめて観る、というのには及びませんが、雰囲気などは伝わると思います。
『MOTHER』千秋楽の翌日は、青年座の稽古場で三部作合同の盛大な打ち上げ。
これはもう、盛大としか言いようがない。
稽古場併設の厨房ですべての料理を作り、酒は溺れるほどあって5時間半。
もう、さすがパーティーの青年座と言われるだけのことはあるってくらいで。
で、一日おいて、東京ドームの『ジュリー祭り』。
全80曲。のべ6時間半のコンサート。
尋常ではない。
これはもう、言葉にならない。
オレごときが言うことじゃないけど、沢田さん、もう、すご過ぎる。
元気をもらった、なんてくらいじゃ追いつかない。
だいたいが6月からずっと続いていたコンサート・ツアーの最後がこのドームコンサートなのだが、これで歌手生活の総決算、すべてが終了というわけではまったくなく、年明けには早々に恒例の新春コンサートをおやりになるのだ。
尋常じゃないって。
これは禁句なのかも知れないが、
やはり神だな。
うむ。
少なくとも、歌を歌うということにかけては、そしてロックンロールし続けることにかけては、間違いなく神に選ばれた人なのだと思う。
そういう人を観る、その歌を聴く、ということは、もはや宗教的体験に近いのではないか。
自分の中の何かが浄化されるという感覚がある。
で、一日おいて、扉座の『人生のクライマックス』を観る。
またまた紀伊国屋ホール。
何だかずっと紀伊国屋に通ってる気分(笑)。
いつもの扉座テイストからはちょっと踏み出していて面白く観たのだが、ずっと自分がやるなら、どんな演出をするのだろうと思いながら観ていた。
個人的には、もうあんまり小劇場的なサービスというか、小劇場的なギャグはこの作品には要らないんじゃないかと思った。
もちろん、それが扉座の抜きがたく重要なテイストであることは承知の上で。
もっとぶっきらぼうに見せても全然大丈夫な芝居だと思う。
と、そんなことを横内氏ならびにオカモリくんや有馬に申し述べて帰る。
で、昨日は来年開館する杉並区の新劇場「座・高円寺」のプログラム委員会の会議。
夜はそのまま吉祥寺へ、キムラの出演した愉快な演劇人たちのライブを聴きに行って帰る。
アッという間の一週間。
ひえ~。
♪時はあま~りにも~、だ。
というわけで、これからはいろいろがんばる。
いろんな意味で、今週が勝負になると思うし。
いざ。