マキノノゾミのブログ
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「探偵~哀しきチェイサー」絶賛稽古中!
音楽劇『探偵~哀しきチェイサー』の稽古も、はや第3クール終盤で、いよいよ佳境となってきた。
昨日一幕を全場あたったのに続き、今日は二幕を全場あたってみる。
とはいえ、今日は前半に二時間半の歌稽古があったので、あまりダメ出しはせず、各場二度~一度ずつ駆け足でざっと。
明後日には通し稽古なので、そのためのステップなのだが、こうしてかためてやってみると、ようやく全貌というか、物語がカタチになって見え始める。

いや~、いいね。
自分でいうのも何だが、とってもいい。
沢田さんも伊藤蘭さんも、もうね、とーっても素敵よ。
好きやわ~、この芝居。

ま、沢田さんのオールドファンの人なら誰でも知ってると思うけど、今回の『探偵~哀しきチェイサー』というのは、もともとは78年の夏に出たアルバム『今度は、華麗な宴にどうぞ』のA面のラストに収められていたバラード曲である。
A面トップが『ダーリング』のやつね。
このレコードは、その前に出た『思いきり気障な人生』とともに、本当によく聴いた。
もっと前のLPが「マイ・ベスト」だというファンもきっと多いとは思うけど、その辺の事情は、まぁ、世代的なこともあるし、その人の人生のタイミングというものも関係してくる。

ちなみに、78年にオレは予備校生だった。
高校生でも大学生でもなかったあの一年は、個人史的には、とりたてて何があったという年ではない。
毎日片道2時間かけて静岡市内の予備校に通っていただけの一年だ。
それでも、その一年のことを、不思議にとても懐かしく思う。
生活はストイックで、身体は健康で、それなのに妙にメランコリックな気分で、つまりは、ま、青春の抒情というやつに、それはもうどっぷりと浸っていたわけですな。
いま思い出したが、予備校に横顔の素敵な女の子がいて、その子の横顔の見える席に座れるだけで、ちょっと幸せだったりしたな。
ああ、何か、ええのー。
甘酸っぱいのー。
青春やのー。

とにかく、そんな時期に聴いていたレコードだから、やたらに沁みていたのだろうと思う。
このアルバムに入っている曲は全部好きだが、中でも『哀しきチェイサー』はお気に入りだった。

♪愛のため ひとを刺し
 愛のため 滅んだ女


という一節と

♪夜の闇の中を
 犬のように はいずり
 むくわれないよ


というところが特に好きだった。
特に「むくわれないよ」というところなど、自分で歌ってると、いつも泣きたいような気分になったものだ。
だから今回の芝居は、その辺のフレーズからの連想を核にすえて作った。

ある意味、78年の自分に向けて作ったようなものである。
メランコリックで、ロマンチックで、ハードボイルドで、つまりはグッと大人の芝居なわけだが、同時に関西人情劇ふうでもある。

Cobaさんの楽曲も相変わらず素晴らしい。
というか、今回のが間違いなくいちばんかっちょいい。

うん、これ、名作になると思う。

ていうか、名作にせな。
オレと同じようにして78年にこの歌を聴いていた人たちのためにもな。

むむ。

何か、今夜はいいこと書いてるか?

そうでもないか。
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by mop-makino | 2009-03-23 01:50
泣きながら蟹と遊ぶ。
『探偵~哀しきチェイサー』の稽古はとりあえず無事に始まった。
あと二日で、第一クール終了。
考えてみれば、去年の10月以来、半年ぶりくらいの現場である。
だから稽古場に入っても、ちょっとカンが狂ってるというか、素人さんに戻ってるというか、「あれ?稽古っていつもどうやってたっけ?」なんて思う。

バカ、何年やってんだって話だが。

でも、こういうのってそうなのよな。
台本書くって仕事も、何ヶ月ぶりかで「さて今日から執筆期間」ってなると、なかなかカンが取り戻せなくていつも苦労する。
ていうか、台本書く仕事自体にいまだに慣れないとこがあって、毎回毎回、前はどうやって書いてたっけ?とかホンマに思うのよ。

ダメじゃん。

つくづく、プロじゃないじゃん。

と、ま、愚痴はここまでにしとく。
この何年間かずっと同じこと書いてるしな。

で。
昨日久しぶりに実家の父親から電話があって、その用件がなかなかふるってたって話だ。
いきなりだが、

東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる

って有名な歌があるじゃんか。石川啄木の。
「この下の句の蟹とたはむるの蟹は、蟹行文字の意で、つまりは横文字という意味だとおまえ知っとったか?」というのだ。
「泣きながら蟹つついてるだなんて、何とめめしい歌で、いったいどこがいいんだとかねがね思ってたが、戯れに砂浜に横文字を書きつけているという歌なら、何だか良い歌のような気がする」と。
それで、「オレはこの年になって初めて知ったのだが、それは世間的には常識なのか?」という質問が用件だったのだ。

何言ってんだよ、そんなの常識じゃん。なあ?

うそ。

オレも知らなかった。

そうなんだ。へえー。

オレもずっと「泣きながら蟹と遊ぶ」という歌だと思っていた。
内心で「この歌超有名だけど、何だかなぁ」とずっと思っていたのだ。

はい。

中学高校で国語の授業を真面目に受けてないと、こういうことになります。

そんな人間が石川啄木の登場する芝居を書いてていいわけはないのだが、しょうがないじゃん。
もう書いちまったんだし。
それも十五年も前の話だし。

それで、ま、ロックンロール・ウィドウのこともあったし、オレは心の底から「人間長く生きてると、いろんな謎が解けるものだねぇ」とか何とか言って電話を切ったのだった。

父子で同時期に似たような感慨にひたったので、ちょっと書いてみた。

ロックンロール・ウィドウよりは、やや格調あるか。

そうでもないか。

どっちもどっちやな。

マキノ父子にダメの烙印!
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by mop-makino | 2009-03-10 21:51
ロックンロールな未亡人。
2~3日前かな。
フジテレビで昔の歌番組のハイライトみたいなんをやってて、そこで山口百恵が歌ってるの見て思い出したんだけどね。

「ロックンロール・ウィドウ」って歌あるじゃん。

たしか79年発売だと思う。
ギターのリフがロッド・スチュアートの歌ってた「スイート・リトル・ロックンロール」に似てる、基本3コードブルースの、なかなかにかっちょいいナンバーで、けっこう好きな曲だった。

でさ。

質問なんだけど、「ロックンロール・ウィドウ」ってどんな意味か知ってた?

オレはけっこう長いこと、「ロックンロールな未亡人」の歌だと思っていたぞ。

何だよ、ロックンロールな未亡人て。
樹木樹林か。
ちがうか。
だいたいYUYAさんて生きてんの見たばっかじゃんかよ。

ま、意味はようわからんのだが、何かさ、ロックの歌詞というのは多かれ少なかれそういうもんだと思ってたので、「未亡人」っていう、およそロックらしからぬ単語がハードな曲想にはかえって似合って、かっちょいいのだと思ってた。

ところがさ。

これ、「旦那がロックンロールに夢中で、自分には全然かまってもらえなくて不満な妻」という意味なのな。
ま、この曲の場合は実際に戸籍上の夫婦であるかはどうでもよくて、彼氏がロックンロールバカなのでイヤんなっちゃってる女の子くらいの意味なんだと思うけど。
あれ?
そうすっと樹木樹林まんざら外れてないか?

ま、ともかく。
オレがその事実を知ったのは、何とリリースされてから20年以上たった2002年のことだった。
朝ドラの「まんてん」を書いてた時期だね。
あの頃、毎日もぼと一緒に仕事のことやどうでもいいヨモヤマ話などしながら大阪城公園を歩いていたのだが、その時に聞いたのだ。

オラ、びっくりだ。

「おまえ、何でそんなこと知ってるだ?」と聞いたら、「だって、昔からベースボール・ウィドウって言葉があるじゃないすか。あれのモジリなんだと思ってましたけど」とか何とか、わりかしクールに答えやがんの。

う~む。

ベースボール・ウィドウってのも知らなかったけどな。
野球のシーズンが始まると旦那にかまってもらえなくなる奥さんが、自らの境遇を自嘲的にそう言うのだそうだ。
そう言われりゃ、いかにも言いそうな言い回しだ、アメリカ人どもが。

なるほどねえ。

で、その時、オレが何を思ったかというと、

おお、人間、長いこと生きてると、いろんな謎が解けるものであることよ!

ということだった。
だってさ、もし2002年以前に死んじゃってたら、オレは一生「ロックンロール・ウィドウ」の本当の意味を知らずに、それでいてその曲がかっちょいいと思いつつ死んじゃったってことじゃんか。
それはそれで仕方なかったかも知れないが、今となっては、やっぱりちゃんと本当の意味がわかって良かったと思っている。
そして、そういうことって、当然ながら、きっとまだまだいっぱいあるんだろうけどね。
よーく知ってるつもりでいても、それは誤解で、実は何もわかっちゃいなかったって案件が。
考えると、ちょっと気が遠くもなるが、ま、それはそれとして、結論としちゃ、

ま、長生きは、できるならば、してみるものよ。

ってことだわね。
ええ。
みんな、がんばろうぜ。

あ、ちなみにだよ。
不幸にして余命いくばくもないと確定してしまった人には、絶対に他人に口外しないという条件つきで、その人が知りたいと望む秘密は何でも教えなくてはいけないという法律ができないもんかね。
そしたら、オレはMr.マリックとか、あと何だっけな、すごい手品やる人がよくいるじゃん、ほれ、ガラスの水槽に腕を貫通させて魚とる人とかさ。
ああいう人に、ぜひタネ明かしをしてもらいたいんだよね。
あれ、どうやってるのか知らずに死ぬのは、何だかやりきれないよ。

宇宙の謎とまではいわんので。

頼むよ、ひとつ。

水槽の人よ。

その時はよろしくな。
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by mop-makino | 2009-03-02 01:35