マキノノゾミのブログ
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『赤シャツ』無事閉幕。最後は『MOTHER』!
三部作は『赤シャツ』も一昨日無事に終了した。
『フユヒコ』に引き続き、ご来場くださった方々、ありがとうございました。
そして、いよいよ明日からはラストの『MOTHER』である。

う~む。

それにしても、これはやはり、個人的にはかなりゴージャスな状況ではある。
パンフレットにも書いたけど、「自作を三本連続上演してもらう。しかも、一ヶ月間、紀伊国屋ホールで」となると、およそ劇作家としてこれに過ぎる幸福はないだろうと思われる。
ここはやはり、本人は素直に喜んでおこうと思う。

で、今回、なぜ『フユヒコ』を演出することになったのかという話である。

とりあえずの理由は、一人の演出家がいっぺんに三作を演出するというのが、これはやはりしんどいだろうというのがまずあった。
もちろん初演は全部宮田さんの演出だし、三作とも再演も重ねてるんで、宮田さん一人でやってやれないことはなかったかも知れないけど、それでもやはり物理的にもちょっと無理が出てくるだろうってことでね。
何せ、三本とも稽古期間が重なっていたからね。
なので、一本はオレがやることはわりと早くから決まってた。

でも、あらためて「どれを演出したいか?」と訊かれると、う~ん、と唸ったね。
もちろん全部自分が書いたものなんだから、ま、何でもいいようなもんなんだけどね。

ただ『赤シャツ』だけは、ぜひともお客さんで観たかったというのがあって、まずこれは除外。
『赤シャツ』は、自分が書いた芝居の中で、もっとも本番の舞台を見た回数が少ない作品だったのね。
一回しか観てない。
何せ、初演の時は『黒いハンカチーフ』と公演日程が丸かぶりだったのでね。
あの時は『黒いハンカチーフ』がサザンシアターで、『赤シャツ』が紀伊国屋で、そういや「赤と黒・甲州街道決戦」なんて呼ばれてた。
ていうか自分たちで呼んでたわけだけど。
その後も、地方公演のために再演があったりするごとに自分のやってる他の芝居とスケジュールがかぶってたりして、本当に観る機会がなかった。

ので、『赤シャツ』はパスさせてもらった。

で、『MOTHER』か『フユヒコ』かって話になって、そうなると「やっぱオレは『フユヒコ』かなぁ」ってことになったのだ。

『MOTHER』は、オレと宮田さんにとっては文字通りの出世作となった芝居なんだけど、最初のアイデアもふくめて、やっぱり宮田さんがいちばん思い入れのある作品だと思うのだ。

それにね。
こういうこと言っちゃダメなんだけどさ。
やっぱ、青臭いのだよねぇ。
自分では、どうにも照れくさいとこがあるのだ。
何せ、かなり真っ向勝負の「青春グラフィティ」だからね。

いや~、青い青い。

でもさ、未熟なぶんだけ、勢いのある作品でもある。
得体の知れない勢い。
今では絶対に出せない勢いが、ある。

それをキムラと山路さんがどう演じてんのか、すごく楽しみだ。

この三部作は、この順で上演されてよかったと思ってる。

ここは皆さんも、ぜひ、ひとつ。
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by mop-makino | 2008-11-21 00:16
『フユヒコ』無事閉幕。次は『赤シャツ』。
『フユヒコ』無事に閉幕しました。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
同じ日に名古屋で『女ひとり』も閉幕した。
こちらもご覧いただいた方々、ありがとうございました。
ならびに、双方の関係者の皆さん、ホンマにお疲れ様でした。

とは言いつつも、青年座の大半のスタッフは、次の『赤シャツ』への仕込み換えで休むヒマもない。
通常ならバラシ、搬出、荷返しで終わるところが、同じ劇場への搬入、仕込みも連続して行うのだから、たいへんご苦労様なことである。
オレも作者なので本当は他人事ではないのだが、さすがに昨日と今日は休みをもらった。

にしても。
自分で言うのも何だが、『フユヒコ』はなかなか上出来な舞台でしたな。
俳優たちは無論だが、演出部、美術、照明、音響と、どの部門の仕事ぶりもとても丁寧かつ繊細で良かった。
ところで、ご覧いただいた方は覚えておいでだろうが、この芝居のもっとも重要なアイテムは招き猫である。
舞台には大小6つの招き猫が登場するが、これはすべて手作りなのね。
舞台で扱うときに、本物だと割れたりするからね。
あと、実際に市販されているものだと舞台で使用するには少々小さいから(レギュラーサイズのものが、ですよ)という理由もある。
同じく秀二が持ってくる福助も作り物です。
これ、十一年前の初演のときに作られて、ずっと青年座の倉庫に保管されていたのだ。
こういう特殊な小道具は、いざ再演というときに、なかなかすぐには調達できないので、そうやって取っておくのね。
その中で、実は最後にりんさんが持ってくる大きな招き猫だけ、今回新調してもらった。
あれくらいの「巨大さ」が、ま、オレの中のリアリズムの限界だったのでね。
ちなみに、初演で使われたりんの巨大猫は、カーテンコールの後に舞台に置かれていたあの猫です。
フフフ。
あれはやっぱ大きすぎるやろ、いくら何でも(笑)。
どこで売っとんねん、ちゅうねん。

ちなみに。

『フユヒコ』を観て招き猫が欲しくなったという感想もありましたが、お買いになるなら、豪徳寺のものをお勧めします。
招き猫の発祥には諸説あるらしいが、豪徳寺はその中でもかなり有力だそうで、『フユヒコ』の招き猫もプロトタイプはその豪徳寺のものだ。
この猫は、ふつうの招き猫と違ってシンプルな白い猫で、小判なども持ってないが、そこら辺がなかなか品が良くてよろしいです。

と、そんなプチ招き猫情報も書きつつ、明日からは『赤シャツ』である。
こちらも引き続き、御ひいきにお願いしたい。
できれば、漱石の『坊っちゃん』を読み返してからご覧になることをお勧めします。
ええ、これはもう、ぜひもんで。
『坊っちゃん』、『吾輩は猫である』あたりを読み返してから観ると、随所でお楽しみいただけると思います。

よろしくっす。
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by mop-makino | 2008-11-11 14:13
『フユヒコ』開幕っす!
『女ひとり~ミヤコ蝶々物語』も、名古屋の御園座で無事に幕を開けた。
無念の降板をした斉藤さんに代わった渋谷天外さんも、それはもう、緊急登板とは思えない素晴らしい芝居で、まずはひと安心。

そして早いもので『フユヒコ』も昨日から劇場入りなのだ。
こちらは二ヶ月ぶりの紀伊国屋ホール。
前にも記したが、この『フユヒコ』という芝居は11年前、『東京原子核クラブ』に続いて書いた芝居である。
宮田親平さんの「科学者たちの自由な楽園」を読んで、理化学研究所を素材にした芝居を書こうと思い立ち、ま、紆余曲折の結果、二本の芝居になったということです。
ちなみに『フユヒコ』に続けてM.O.P.でやった『KANOKO』を書いたのだ。
ううむ。
我が事ながら、そんなペースでよう書けたと思う。
やっぱ若かったのだねぇ。

で、『フユヒコ』である。
昭和九年、寺田寅彦博士のご家庭であった小さな事件をモデルにした家庭劇で、ま、一口で言うなら、地味な喜劇である。

何だよ、地味な喜劇って。
キャッチーじゃねえなぁ。

でも、そうとしか言いようがないって感じもあるのな。
とりあえず、派手な爆笑をさそうって芝居ではないし。
こう書くと何だかあんまり面白くないように感じるかも知れないけど、もちろんそんなことはなくて、オレ自身はこういう芝居が大好きなのだ。
それにさ、爆笑モノの芝居っていうのは、基本的には役者の個人的な技量に大きく拠っているものが多いのよ。
たとえば、藤山直美さんの舞台とかね。
小劇場で爆笑モノの芝居というのも、基本的には同じだと思う。
そういうのではなくて、派手な仕掛けもケレンもなくて、ただふつうの芝居をやっているように見えるのに、随所でクスッと笑えるような芝居。
大人が大真面目にやっていて、それでいて、どことなくトボけた味のある芝居。
そういうのが大好きなのだ。
うむ。

エコだな!

ある意味、地球にやさしい芝居だ。

何だ、それ。
ある意味ってどんな意味だ。

すまん。
何かエコって言っとけばキャッチーかつ、誉めてもらえるような気がしたのだ。

バカ。

とにかくだ。
こう言っちゃ何だが、そういう芝居を作るってのも、これもけっこう難しいことだと思ってる。
何よりも俳優同士のアンサンブルがたいへん重要になってくる。
打撃の芝居ではなく、守備の芝居ということね。
確実にダブルプレーがとれる内野連携こそが大事なので、とにかく今回のキャンプでは、できるだけ丁寧にそういう練習をしたつもりだ。
ま、例によっていちいち野球にたとえる必要もまったくないわけなんだが。

それに、これはまったく青年座さんのおかげなのだが、今回の稽古は最高の環境でもあった。
初日からほぼ実寸の稽古場道具が組まれて、小道具も本番仕様のものがほとんど揃えられていた。
理想の稽古環境といっていい。
その中で一ヶ月、じっくりと稽古をしてきた。
これで面白くならないはずないじゃんね。

あ、そうだ。
そういうことを言いたかったのだ。

つまり、

『フユヒコ』面白いんで、ぜひぜひ観にきてね! はーと。

ということが言いたかったのです。
11月4日から9日までで、一本の公演としちゃけっこう日数が少ないので、ウカウカしてると終わっちゃいます。
M.O.P.のお客さんは、今回の三部作ではキムラが山路さんと共演する『MOTHER』が本命で「あとはちょっとパスかな」なんて思ってる人も多いかも知れないけど、ここはぜひ、『フユヒコ』もよろしくってことでひとつ!

木下くんの出はけっこう笑えると思うし。

P.S.
今夜から毎晩チェックしますんで、ここのコメント欄からでもチケットお取りします。
よろしくっす。
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by mop-makino | 2008-11-02 12:37