マキノノゾミのブログ
by mop-makino
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▼ 『フユヒコ』開幕っす!
『女ひとり~ミヤコ蝶々物語』も、名古屋の御園座で無事に幕を開けた。
無念の降板をした斉藤さんに代わった渋谷天外さんも、それはもう、緊急登板とは思えない素晴らしい芝居で、まずはひと安心。

そして早いもので『フユヒコ』も昨日から劇場入りなのだ。
こちらは二ヶ月ぶりの紀伊国屋ホール。
前にも記したが、この『フユヒコ』という芝居は11年前、『東京原子核クラブ』に続いて書いた芝居である。
宮田親平さんの「科学者たちの自由な楽園」を読んで、理化学研究所を素材にした芝居を書こうと思い立ち、ま、紆余曲折の結果、二本の芝居になったということです。
ちなみに『フユヒコ』に続けてM.O.P.でやった『KANOKO』を書いたのだ。
ううむ。
我が事ながら、そんなペースでよう書けたと思う。
やっぱ若かったのだねぇ。

で、『フユヒコ』である。
昭和九年、寺田寅彦博士のご家庭であった小さな事件をモデルにした家庭劇で、ま、一口で言うなら、地味な喜劇である。

何だよ、地味な喜劇って。
キャッチーじゃねえなぁ。

でも、そうとしか言いようがないって感じもあるのな。
とりあえず、派手な爆笑をさそうって芝居ではないし。
こう書くと何だかあんまり面白くないように感じるかも知れないけど、もちろんそんなことはなくて、オレ自身はこういう芝居が大好きなのだ。
それにさ、爆笑モノの芝居っていうのは、基本的には役者の個人的な技量に大きく拠っているものが多いのよ。
たとえば、藤山直美さんの舞台とかね。
小劇場で爆笑モノの芝居というのも、基本的には同じだと思う。
そういうのではなくて、派手な仕掛けもケレンもなくて、ただふつうの芝居をやっているように見えるのに、随所でクスッと笑えるような芝居。
大人が大真面目にやっていて、それでいて、どことなくトボけた味のある芝居。
そういうのが大好きなのだ。
うむ。

エコだな!

ある意味、地球にやさしい芝居だ。

何だ、それ。
ある意味ってどんな意味だ。

すまん。
何かエコって言っとけばキャッチーかつ、誉めてもらえるような気がしたのだ。

バカ。

とにかくだ。
こう言っちゃ何だが、そういう芝居を作るってのも、これもけっこう難しいことだと思ってる。
何よりも俳優同士のアンサンブルがたいへん重要になってくる。
打撃の芝居ではなく、守備の芝居ということね。
確実にダブルプレーがとれる内野連携こそが大事なので、とにかく今回のキャンプでは、できるだけ丁寧にそういう練習をしたつもりだ。
ま、例によっていちいち野球にたとえる必要もまったくないわけなんだが。

それに、これはまったく青年座さんのおかげなのだが、今回の稽古は最高の環境でもあった。
初日からほぼ実寸の稽古場道具が組まれて、小道具も本番仕様のものがほとんど揃えられていた。
理想の稽古環境といっていい。
その中で一ヶ月、じっくりと稽古をしてきた。
これで面白くならないはずないじゃんね。

あ、そうだ。
そういうことを言いたかったのだ。

つまり、

『フユヒコ』面白いんで、ぜひぜひ観にきてね! はーと。

ということが言いたかったのです。
11月4日から9日までで、一本の公演としちゃけっこう日数が少ないので、ウカウカしてると終わっちゃいます。
M.O.P.のお客さんは、今回の三部作ではキムラが山路さんと共演する『MOTHER』が本命で「あとはちょっとパスかな」なんて思ってる人も多いかも知れないけど、ここはぜひ、『フユヒコ』もよろしくってことでひとつ!

木下くんの出はけっこう笑えると思うし。

P.S.
今夜から毎晩チェックしますんで、ここのコメント欄からでもチケットお取りします。
よろしくっす。
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by mop-makino | 2008-11-02 12:37
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