『ナツひとり』は無事に稽古場を終了して、今日から劇場仕込み。
明日は道具調べと明かり合わせで、まぁ、立て込んだ大道具をチェックして、照明を作る作業である。
演出家としては、この日は基本的に眺めてるだけで良いのでラクな日ではある。
本番通りのセットや照明が出来上がってゆくのを見るこの日は、徐々に物語の世界が立ち上がってゆくのを目の当たりにする日でもあって、好きな日でもある。
ま、それはそれとしてさ。
芝居とは関係ないんだけど、今すっごい疑問が一つあってさ。
高円寺にある紳士服量販店のことなんだけど。
高円寺ってのは、おそらく若い独身の男が暮らすにはとっても居心地がいい町だと思うのね。
手ごろな飲み屋さんもいっぱいあるし、古本屋や古着屋なんかも多いしね。
駅のトーキューストアは24時間営業だし、周囲には吉野家も松屋も富士そばもあって、これらも当然24時間営業だ。
コンビニだってじゅうぶんすぎるほどある。
そういや「天下一品」もあるしな。
うむ。
それにしてもすごいよね、日本って国は。
こんなに24時間営業の店が多い国は世界には他にないんじゃなかろうか。
ニューヨークにも24時間営業のスーパーマーケットとかデリとか時々あったけど、こんなに乱立してた場所はなかったし。
それだけまだ治安のいい国ということなんだろうか?
ま、いいや。
でさ、どうしてもわかんないのが、駅の近くにある紳士服量販店も24時間で開いてることさ。
何でだ?
夜中の3時や明け方の4時にスーツ買う客がいるのか?
わからん。
解せんわー。
どう考えたって、店を開けてる人件費やら電気代やら以上の売り上げが深夜にあるとは思えないのだがなぁ。
そりゃ急にお通夜だ葬式だってことになって喪服買いに来る客くらいはいるだろうけど、そんな客が一晩にそう何十人もいるものではなかろうに。
なぜ?
なぜ24時間営業してはんの?
誰か知ってる人いたら教えてくり。
すっげー気になってんだよ。