マキノノゾミのブログ
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▼ 学生さんのやること。
仕事は、まあ何とか少しづつ進行中である。
まだ先は長いが、そろそろ『エンジェル・アイズ』のことも考え出さなくてはならないし、油断のならない状況は相変わらずだ。
ふ~、しんどいの~。
いやー、それにしても長いこと書いてなかったな。
阪神の負けが込んで、それどこじゃなかったってのもあるんだがな。

昨日は世田谷で戯曲セミナーの講師ってのをやってきた。
劇作家協会が毎年やってるやつで、ここ何年かはオレも年に一度講師をさせてもらている。
ま、オレの講義はボンクラなんであんまり役に立たないかもしれないけど、他の講師陣はすごいよ。
劇作家を志す人たちには、間違いなく日本でもっとも充実したセミナーだと思う。
で、そこで自己紹介なんかしたついでに思い出したのだが。
これはよくいろんなとこで話したことだけど、オレ、演劇を始めたきっかけって、同志社でいっとう最初に友だちになったやつがたまたま芝居をやってたからっていう、ホントそれだけの理由なのね。
そいつは入学と同時にソッコーで第三劇場っていう学生演劇サークルに入っててさ、いきなり次の公演にけっこういい役で出るから観にきてくれって話でさ。
ま、それが縁で、その年の暮れにはオレ自身も、その第三劇場に入っちまって今日までの長い旅が始まったわけだがさ。
で、とにかく最初に観に行ったその公演が、何と清水邦夫さんの幻の名作といわれた『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』って芝居だったのね。
これ、とてもハードボイルドでカッコいいお芝居なんですがね。
で。
ひとつ、これはもう時効だと思うんで書いちゃうけどさ。
その公演、タイトルを自分たちで勝手に変えちゃってたのね。
こういうのって本来は許されない、とんでもない話なんだけど、清水さんのオリジナルの題名が硬派なんで、あんまり硬いタイトルだとお客さんが入らないのじゃないかと心配したんだろうね。
まぁ時代はまさに70年代も最後の年くらいだからねぇ。
で、どんなタイトルかっていうと、何とねぇ、『蝉取り物語・将門さんが通る』だった。
あちゃ~。
清水邦夫さんだいなし!
もっとすさまじかったのは、斉藤憐さんの『メリケンお浜の犯罪』を、『横浜ルンルン・追いかけてたそがれ』なんて題名に変えて上演してた京大の某学生劇団ね。
斉藤憐さんもだいなし!
う~む。
ま、こうして70年代は終わって行ったのだねぇ。
さすがに今ではこんな乱暴なことをする学生劇団はないと思うけどね。
当時は、まだ上演権や著作権なんて意識は学生劇団の間では低かった時代だった。

でさ。
何でそんな旧い話を長々書いたかっていうとさ。
ある人が教えてくれたのだけど、ある若手劇団のHPの主催者のプロフィールにさ、青森大学在学中にオレの書いた芝居に出たことがあるって書いてあるよってんで覗いてみたら、その作品名が、『ビューティフル・サンデイ』となっていたのね。

『ビューティフル・サンデイ』?

し、知らんで?
そんな芝居書いた覚えないで?
で。
ははぁ、さてはまた学生か。学生さんの仕業か、って思ったって話さ。
いや~、今でもやってるんだねぇって、実は内心ちょっと懐かしかったりしてな。
ま、これでオレもある意味、清水さんや憐さんのように出世したってことさ。
それならそれで光栄でもあるしな。
でも、いったいオレの書いたどの芝居が『ビューティフル・サンデイ』なんてタイトルになってんだろ?
し、知りたい!
何だかむしょーに知りたいぞ!
なんて思っていろいろ考えてたらさ。

……違ったよ。

『ビューティフル・サンデイ』って、中谷まゆみさんが書いた芝居だよ。
オレの書いた『高き彼物』といっしょに「せりふの時代」に掲載されてた愉快な戯曲だよ。
たぶんプロフィールに書くときに作者名がうろ覚えでごっちゃになっちゃったんだな、きっと。
(自分の出た)芝居の題名のほうを間違えるとは思えないからね。
何だよ~。
しみじみガッカリな話だ。

でも、てことは、この人はいまだにマキノノゾミって女だと思ってんじゃないだろうか。

ま、それはそれで愉快なり。

どんど晴れ。
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by mop-makino | 2007-06-15 01:21
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