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マキノノゾミのブログ
by mop-makino
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▼ 恵方巻き食べやした。
お正月の松の内が過ぎた頃からコンビニで恵方巻きが並び始めて、「何とまぁ、気の早いことよ」などと思っていたのだが、早いもので、もうその節分も過ぎてしまったよ。
びっくりだ。
恵方巻きというのはここんとこコンビニのおかげでちょっと有名になったが、オレも関西に行くまでそんなんは知らなかった。
ま、太巻きは美味いからこういうのはどんどん知られるのがいいと思う。
クリスマスにはケーキを食べて、お正月にはお餅を食べて、節分には恵方巻きを食べて、来週はうまくすりゃチョコレートなんか食べることになる。
うん、こういうのはいいよ。
どんどん増えてくれていい。
日本てなぁいい国ですな。

節分といえば、劇団では4年ほど前まで京大の裏手の吉田神社にお参りに行くのが慣例だった。
吉田山の上にあるこの神社の節分祭は毎年えらく盛り上がってて、東一条から山上までの参道にはおびただしい数の夜店が立つ。
これが実に楽しい。
昔わしらは京大で稽古をしていたので、その日は「稽古なんてやってられっかよ」と早々に切り上げてお参りに行ったものだった。
たしか最初に行ったのは88年頃だったと思うが、それからは毎年行くようになった。
参道の入り口近くに毎年店を出す達磨売りの老夫婦がいて、帰りがけに毎年そこで達磨を買った。
この達磨は片目を入れた後に全員で寄せ書きをして、それを公演の守り神にしてたのね。
で、毎年最後の公演が終わると、両目を入れて、節分に吉田神社に奉納しに行くわけである。
で、帰りがけに新しい達磨を買う、と。
これも最初は15センチくらいの可愛い達磨だったものを、つねに前年のものより一回り大きなものを買おうというルールにしていたら、十年くらいたつうちには選挙事務所にあるような巨大なものになってしまい、そうなってくると事務所の中でもけっこう邪魔だから、最後はだんだん粗末に扱われるようになって、何だか本末転倒なようなことになっていたが。
まぁ、そんな行事も何となく東京に住む劇団員たちが多くなってしまい、自然消滅してしまったが、うむ、あれは今思い出しても、なかなか趣き深い年中行事だったと思う。
そんなことをぼんやり思いつつだが、明日からは早くも『雪まろげ』の稽古が始まる。
ああ、また怒涛の日々だなぁ。
ここんとこ正月ボケしてたからなぁ。
あ、そうだ。稽古場用のスリッパ買いに行かなきゃな。
ま、いっちょ気合入れて行くかなぁ。

よっしゃ。
by mop-makino | 2007-02-04 13:48
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