マキノノゾミのブログ
by mop-makino
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
▼以前の記事
2011年 08月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 09月
2010年 08月
more...
▼最新のトラックバック
人探し専門の大阪の探偵社
from イーグルアイ
山田まりや
from Good!な芸能ブログ集
メガマックに喰らいつく
from 人生イチドッキリ!
『ズビズビ。』劇団M.O..
from 日々葱
真柴あずき、結婚っ!!
from 「加藤の今日」ブログ
▼劇団M.O.P.リンク
▼フォロー中のブログ
▼検索
▼その他のジャンル
▼ファン
▼記事ランキング
▼ブログジャンル
▼画像一覧
▼ 『硫黄島からの手紙』
やっと『硫黄島からの手紙』を観た。
これをアメリカ人の監督が撮ったのだと思うと、あらためてイーストウッドってえらいなぁと思う。
艦砲射撃や爆撃による爆発が島のすっごく遠くから起こって、アッという間に近くにまで押し寄せるシーンなんかすごくリアルだと思った。
血と砂を感じさせる全体の色調もいい。
やっぱ才能ある監督さんなんだなぁ。
で。
いっとういいと思ったところは、むやみやたらに女優さんが出て来ないところ。
司令官の栗林中将の家族なんかまったく出て来ない。
すばらしい。
邦画ではなかなかこれが出来ない。
とくにここ二十年くらいの戦争映画では、これでもかというくらいに出て来る。
しかも、それはたいていはあまりよろしくないシーンになる。
それはその女優さんの見せ場にしなければいけないからで、そのためにあまり巧くないメロドラマを無理して作る。それだけならよいが、気持ち悪いくらい当時の婦人が遣わなかったであろう言葉を遣い、浅くて安い現代ふうのメロドラマになってしまう。
そういうのは嫌いなんだ。
それではきっと当時の人々の、たとえば「本当の悲しさ」といったようなものなんかは、未来永劫理解されないことになってしまうのじゃないか?
その映画が製作される「大儀」はむしろ真逆なはずなのにね。
何ていうのかな、オレが大事だと思うのは、その時代の空気というか、「ニュアンス」なのね。
世代というのは変わって行くものなのだから、むろんある程度は仕方のないことなんだろうけど、でも、そんなふうにしてある時代のニュアンスを無神経に風化させてしまうのは、何ともイヤなのだ。
はっきりと罪だとさえ思う。
そういう意味では、この映画にはそういう気持ち悪さは少ない。
日本の芸能界の情実とかはイーストウッド監督には、ほぼ無関係だろうからね。
ちょっと残念だと思ったところは、やはり二ノ宮くんの言葉遣いか。
当時だってああいう伝法な口調は当然あっただろうが、やはり全体的に現代的に過ぎる。
そこでどうしても覚めてしまう。
惜しいなと思う。
もっともこれは監督のせいでもないし、俳優のせいというのも酷だから、やはりその辺のニュアンスを細かく考証すべきスタッフの仕事ぶりが甘いということか。(誰がやったのかは知らないけれど)
映画の内容については、あまりコメントできない。
昔、小学生の頃に見た仲代達也主演の『沖縄血戦』を思い出したが、とにかく凄惨な戦闘の映画であって、こういうものだと思って観て、それ以上でもそれ以下でもない。
「ここが違う!」と断言できるほど、オレは栗林中将のことも、この硫黄島戦のことも知らないし。
とにかく、久しぶりにあまり気持ち悪くない日本の戦争映画を観た、という感じ。

って何かエラそうだな、オレ。
小林信彦さんかよ。
[PR]
by mop-makino | 2007-01-25 13:42
<< 恵方巻き食べやした。 メガマック……。 >>