マキノノゾミのブログ
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▼ 清志郎のこと。
京都で下宿生活を始めた頃、近所の書店の二階に「花梨」という名前のレコード屋さんを見つけた。
若いご夫婦が二人でやっていた小さな店だったが、妙に居心地がよくて、それからはしょっちゅう通うようになった。
ご店主はミュージシャンで、たしか「SOS」という名前のR&Bバンドでギターを弾いているということだった。
奥さんはダンスをする人だと聞いた。
もちろん、しょっちゅう通うと言っても、そんなに毎度毎度レコードを買えるわけではなく、ただ他愛のない世間話をしたり、そのついでに様々な新譜やら旧譜を試聴させてもらったりしてたのである。
ある日、ご店主が「こんなの聴いたことある?」と言って聴かせてくれたのが、当時はまだ廃盤だった『シングル・マン』だった。
「これ、わしがいちばん好きなLPやねん」と言っていた。

たしかに、そのレコードはしみじみと良かった。
ていうか、世の中にはすごいグループがあるもんだなあ、と思った。
そういう人はきっと多いと思うけど、

♪市営グランドの駐車場

というところと

♪とてもよく似た夢を

というところが、もう何とも良くて、グッときてしまって、何というか、もうとてもかなわないと思った。
二十歳前の小僧っ子が「かなわない」ってどんな感想だよってちゃんちゃら可笑しいのだが、あまりに素敵なので、(変な言い方だけど)自分の中に多少でもあったクリエーターっぽい部分が、すっかり萎縮してしまったんだと思う。

あまりに「本物の言葉」で、あまりに「正しく、清らかで、素晴らしい!」と思ったからだ。
以来、忌野清志郎という人については、ずっとそう思い続けている。

そのあとに出た新生RCの『ラプソディー』はもちろんすぐに買って、よく聴いた。
これほど格好いい日本語のロックバンドは、今までも、これからも他にはないだろうと思った。

♪こんな夜に おまえに乗れないなんて

は、もちろん、

♪調子にのってるぜ 運のいいエンジェル

も、当たり前だがキュンとなりながら、何度も聴いた。
『ボス、しけてるぜ』の

♪これじゃあんまりだ 青春が台無しだ

というフレーズも大好きだったが、今にして思えば、「台無し」どころか、RCによって歌われる世界こそが、日本の、ある時期の、もっとも良質な「青春」そのものであったのだと思う。
きっと、そこにシンパシーというよりも、羨望を禁じえなかったのだ、当時の自分は。

自分ではその次の『PLEASE』くらいまでしか熱心に聴かなかったので、おこがましくて、RCのファンだとはとても言えない。
ただ、何度も言うようだが、忌野清志郎という人については、現在にいたるまでずっとそんなふうに、「圧倒的に正しくて、素晴らしい、本物の人」というふうに思ってきたし、この考えはこれから先も変わることはないと思う。

永遠に、手の届かない「憧れの人」だ。
人として。
アートストとして。

ついでながら。

「世の中で清志郎の歌がいちばん好きだ」という人が、オレは大好きである。
そういう人も、憧れである、オレにとっては。
大げさだが、人間として本物だというふうに思う。

心からご冥福をお祈りします……。
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by mop-makino | 2009-05-05 15:13
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